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2011年8月13日土曜日

ruby1.9時代にrcovは使ってはいけない。simplecovを使おう!

■概要

rubyにおけるテスト網羅率の定番ツールといえばrcovですが、どうもテストの通っている箇所の色付けがおかしいのと網羅率に誤差があると感じてました。

よくよくgithubのrcovのページを見てみると、

NOTE: This fork does not work on Ruby 1.9.x. For coverage on Ruby 1.9 look at SimpleCov. Even if you get results on 1.9 they will probably be inaccurate. Ruby 1.9 has call detection built in for faster, more accurate results.

なんて書いてあります。という訳でSimpleCovを試してみました。

なおこちらで簡単にセットアップできるシェルスクリプト置いてます!

■説明

まずはいつものGemfileに

gem 'simplecov', :require => false

と記載して

$ bundle install

次にspec/spec_helper.rbに下記コードを追加しましょう。
この時大事なのは実行の早い段階(railsが読み込まれる前!)で下記を実行する必要がある事です。

require 'simplecov'
SimpleCov.start 'rails'



$ rake spec

すると、coverageディレクトリ以下にhtmlファイルが出力されます(画像はsimplecovのページより)


このままでも良いのですが、rcovのフォーマットと異なるので、CIに統合するには不便です。そんな時はsimplecov_rcovを利用すると上手く行きます。

group :test do
  gem 'simplecov', :require => false
  gem 'simplecov-rcov', :require => false
end

$ bundle install

spec/spec_helper.rbには、SimpleCovの出力フォーマットを変更するコードを書きます。

require 'simplecov'
require 'simplecov-rcov'
SimpleCov.formatter = SimpleCov::Formatter::RcovFormatter

※くれぐれも早い段階で読み込んで下さい!

すると見慣れたあのHTMLがcoverage/rcov以下に出力されます。
coverage/rcovをCI(というかjenkins)のrcovレポートの場所として指定してあげると良好な結果が得られます!

ちなみにsimplecov-rcovのページで下記の様な記載があり、網羅率測定有無を切り替える方法があります。
if( ENV['COVERAGE'] == 'on' )
  require 'simplecov'
  require 'simplecov-rcov'
  SimpleCov.formatter = SimpleCov::Formatter::RcovFormatter
  ...
end

$ COVERAGE=on rake spec
また複数の出力フォーマットで出力する例もありますので是非見てみて下さい。

2011年7月27日水曜日

coberturaが猛烈に遅い!...けど解決した

■概要

junitの網羅率測定する為に、coberturaを利用する事が多いと思います。

# 当方久しぶりにjavaを触ったので最近のトレンドにはとんと疎くなりました。もっと良いのがあれば教えてください。

しかしこれが猛烈に遅い!軽快に進めたいのですが、ネックになりそうなので調査しました。

■解説

coberturaの実行はantから行っています。通常

1. コンパイル
2. instrument (coberturaを埋め込む)
3. junit実行


の順番で実行する事になりますが、 3. が非常に遅いのです。

3. の実行は
<junit fork="yes" dir="${basedir}">
  <classpath location="${instrumented.dir}" />
  <classpath location="${classes.dir}" />
  <classpath refid="cobertura.classpath" />
  <formatter type="xml" />
  <test name="${testcase}" todir="${reports.xml.dir}" if="testcase" />
  <batchtest todir="${reports.xml.dir}" unless="testcase">
    <fileset dir="${src.dir}">
      <include name="**/*Test.java" />
    </fileset>
  </batchtest>
</junit>

の様な記載を行うと思いますが、上記だと遅くなってしまいます。

何故なら、antがjunitを起動する際にプロセスのforkを行うのですが、forkはTestCase毎に行われるようです。
複数回のforkを通して網羅率の測定を行う必要がある為、「cobertura.ser」というファイルを
かいして測定を行います。

ところがforkする毎にcobertura.serに、シリアライズ・デシリアライズを行うためのその
オーバーヘッドが大きくなります。実際topコマンド確認するとCPUバウンドな処理である事が分かります。


そこでant 1.6.2より導入された、forkmodeを設定します。

<junit fork="yes" forkmode="once" dir="${basedir}">
....

上記の設定により、junitを実行するプロセスは"一度だけ"起動される為、シリアライズ・デシリアライズのオーバーヘッドが無くなり、非常に高速にテストの実行が可能です。